Category: セミナー・シンポジウム

日本の伝統的宗教文化であり、プリズムのように多くの面を持つ神道。神道セミナーでは、そのプリズムに光をあて、さまざまな色に反射する神道の姿を見ていきます。毎年、日本のどこかで、世界各地から招かれた研究者や実践家が、講話や映像で神道について解説をする神道セミナー。ぜひご参加ください。

2015年フィールドワークのご案内

神道学会

神道国際学会では2015年秋、毎年恒例の公開セミナーに代わり、神道国際学会の会員様向けフィールドワークを開催いたします。非会員様からもお問い合わせをいただいておりましたが、席に若干の余裕がありますので、非会員さまからのお申込みも受けつけることとなりました。参加ご希望の方は、<募集要項>をご覧になり、お早めにお申込みください。

第18回国際神道セミナー開催のお知らせ[キリスト教と神道との対話]

二つの宗教が探る協調への道筋―――過去・現在から未来へむけて――― 「募集は終了しております。セミナーの様子については『神道フォーラム50号』をご覧ください。」   2014年11月22日(土)午後2時より聖アンデレ教会(東京都港区)にて神道国際学会主催による第18回国際神道セミナーを開催いたします。詳しくは「セミナーご案内」pdfをご覧ください。(左の写真をクリック) 本年は「キリスト教と神道との対話」というテーマで、世界的にも関心の高まっております宗教間の対話・協力の在り方について、学術界の先生方および宗教界の先生方をキリスト教、神道双方からお招きして存分に討論していただきます。 参加は無料となっておりますが、事前申込みが必要となります。10月31日(金)までに下記必要事項を明記の上、info@shinto.orgまで「セミナー参加希望」の件名で送信ください。あるいは、FAX(03-6805-7769)でも結構です。 先着150名の方に聴講券をお送りいたします。

「出雲と伊勢―古代王権と聖なる空間」

神道学会

10月26日に国際神道セミナー「出雲と伊勢―古代王権と聖なる空間」を開催しました 本会は平成25年10月26日、遷宮を記念する国際神道セミナー「出雲と伊勢―古代王権と聖なる空間〈二大聖地のルーツと変容に迫る〉」を東京・六本木の政策研究大学院大学・想海楼ホールで開催しました。約160人の聴衆の方々に参加していただきました。【第1部】の基調講演では、本会の栗本慎一郎会長(元有明教育芸術短期大学学長)が「古代王権と出雲・伊勢」と題して話し、続く【第2部】のパネルディスカッション「出雲と伊勢―聖なる空間」では、パネリストのファビオ・ランベッリ理事(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)が「伊勢・出雲の聖なる空間における国際感覚の変容」、ジョン・ブリーン副会長(国際日本文化研究センター教授)が「近代的聖地としての伊勢」、マイケル・パイ理事が(マールブルク大学名誉教授)が「お伊勢参りと巡礼」と題して、それぞれ講話を行いました。 ~~講演とディスカッションで「聖地」変容の様相に迫る~~ ▼開会にあたり三宅善信理事長(金光教泉尾教会総長)が、本会の目的に関連して、海外研究者も含めて日本文化の研究に取り組むという活動内容を紹介しました。 ▼基調講演の栗本会長は、東アジアの古代王権において二重制や連合制、連立制を採った事例を取り上げるとともに、日本の古代史の勢力興亡と、同体制の採用・不採用との関連性を考察しました。 ▼講演に対して三宅理事長は、「王権の二重性や聖方位などをご教示いただき、聖なる空間、聖地について理解を深めることができた」とコメントしました。 ▼パネルディスカッションに入って、まずランベッリ理事は、中世の神道説の国際感覚について、伊勢神道といえども日本神話だけで充分とは考えず、密教や宋学を導入するプロセスがあったとし、「神社における仏教や中国思想の在地化・土着化がある一方、神社のシンボリズムの普遍化も起こった。その意味で神道は、産物を日本固有のものにするという国際感覚の変換装置でもあった」と話しました。 ▼ブリーン副会長は伊勢の近代に焦点を当て、庶民の巡礼地から、政治秩序を表現する地・天皇の聖地に変わった歴史があるとの観点から、伊勢の「浄化」作業に関わった人物や団体、さらに、歓楽街だった古市地区の改変などを取り上げ、「聖地には儀礼性や伝説的な出来事がある。しかし同時に、その変遷や政治性を抜きに考えることはできない」と説きました。 ▼パイ理事は伊勢への宗教的な旅について考察する目的で、宗教文化要素の中から「絵馬」や「お巡り」や「朱印」などの事例をスライドで紹介し、そこには神道から仏教へ、仏教から神道へと双方向で影響を与えたものがあったとして、参詣という行為は「単なるお参りではなく、新たな体系を作ることでもあるということがうかがえる」と述べました。 ▼以上、三氏の講話を受けて、コーディネーターの岩澤知子常任理事(麗澤大学准教授)は、「聖地とは何かという問いに対して、宇宙論的なレベルでの意味づけのみならず、歴史的・社会的・政治的レベルでの意味づけについて議論していただいた」とまとめるとともに、「聖地」は、最近の巡礼ブームに見られるような個人の精神的変容をもたらす場として機能するのみならず、各々の時代のナショナル・アイデンティティを象徴する場にもなってきた、という多義的な側面を強調しました。 ▼このあと、講演とディスカッションに対しての会場からの質疑に各氏が応答し、聖地のあり方や変容について理解を深めました。 ▼閉会にあたって挨拶した芳村正徳理事(神習教教主)は、「一つのことを様々な角度から眺めることによって深めることができる。今、多くの皆さんの関心が寄せられている伊勢や出雲が、こうした試みによって、また輝いていくことを願っている」と話し、「出雲・伊勢」という聖地の意義を多角的に捉えた今回のセミナーの成果をまとめました。

「古事記」撰録1300年記念国際神道セミナー

神道国際学会主催の神道セミナー「『古事記』撰録1300年記念国際神道セミナー」が、9月30日(日)13:30~17:00、東京のJR四ツ谷駅前の「スクワール麹町」(五階・芙蓉の間)で開催された。講演に引き続きパネルディスカッションが行なわれた。 講演者(敬称略)   「日本における『古事記』の読まれ方」 (本澤雅史・皇學館大学文学部教授)   「ドイツ語圏の日本研究と独訳『古事記』について」 (ミヒャエル・ヴァフトゥカ・テュービンゲン大学同志社日本語センター所長)   「『古事記』における「女性的なるもの」」 (岩澤知子・麗澤大学外国語学部准教授)   中国における『古事記』研究」 (劉岳兵・南開大学日本研究学院教授)   パネルディスカッション コーディネーター 薗田稔・京都大学名誉教授(本会会長)   総合司会 アレキサンダー・ベネット 関西大学准教授 国内外の『古事記』研究を探る 神道国際学会がセミナー 『古事記』撰録1300年を記念した国際神道セミナーが9月30日、東京・麹町のホテルで開かれた。NPO法人神道国際学会(会長=薗田稔京都大学名誉教授)の主催する第16回「神道セミナー」。テュービンゲン大学(ドイツ)同志社日本語センター所長のミヒャエル・ヴァフトゥカ氏が「ドイツ語圏の日本研究と独訳『古事記』について」、皇學館大学教授の本澤雅史氏が「日本における『古事記』の読まれ方」、麗澤大学准教授の岩澤知子氏が「『古事記』における[女性的なるもの]」、南開大学(中国)教授の劉岳兵氏が「中国における『古事記』研究について――周作人の漢訳『古事記』を中心に」と題してそれぞれ講話を行った。講話後は、会長の薗田氏をコーディネーターに質疑応答とディスカッションも展開された。 ヴァフトゥカ氏は『古事記』を独訳した先学に触れ、うち独語圏における最初の翻訳者であるカール・フローレンツは、神々の名称の語源的な解説にも踏み込んで日本神話を理解しようとしたと紹介した。本澤氏は、日本の歴史の中で『古事記』がどのように採り上げられ、読まれたかを通史的に概観し、とくに『古事記』の重要性を指摘した賀茂真淵、「神代を以って人事を知」ったという本居宣長などに視点を当てた。岩澤氏は「神話を研究することは、その民族の深層心理を読み解くことになる」として、秩序がコントロールして創造がなされる西洋的な思考に対比させて、日本神話における生命力の根源としての「ムス、なる」の思想や、女性・母性と死・闇の世界の結びつきからくる世界観に迫った。劉氏は、周作人を含めた中国における学者・文化人の『古事記』や日本文化に対する理解に関して、1920~30年代の「日中関係の変化にともなって、文化理解も変わっていった」と話し、学問が国際政治の状況に左右されるというジレンマにも触れた。(週刊RNS39号より転載) 入会申込み方法はこちらへ このページのトップへ

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