神道国際学会会報:神道フォーラム掲載
読者からのお便り

   新年号に掲載された薗田、山折両先生の対談を拝読しましたが、「宗教」を分類することは種々の面で重なり合うところがあり、大変難しいことと思っております。日本は小国の島国ながら一つの文化圏を形成して、その日本文化に神道の要素が不可欠であることから、国の文化を二分することが難しいように、神道を宗教とみなしても、二極に分類することは大胆なことではないでしょうか。
   3月15日号に掲載されていた「土地の氏神様を大事にする人と思われたほうが仕事の話も聞いてくれる」という玉川監事様の言葉は、氏神様をお護りする一人として肝に銘じる一言でありました。
   また先日は、高谷朝子さんの『宮中賢所物語』を読みましたが、57年間ひたすらに賢所に奉仕された真摯な姿に感銘いたし、現場にいる神職として恥じるところが多く赤面の思いでページを繰りました。(東京都・MT)


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