神道国際学会会報:神道フォーラム掲載
読者からのお便り

日本の心を知るために
  個人で講演会を開催

   9月23日、クレオ大阪東にて「神宮を通して見る日本の心」と題して、個人主催で講演会を開催した。講師は、元伊勢市観光協会会長で、現在皇學館大学監事等を務めておられる山中隆夫先生である。
   外国人の夫との暮らしを通じて「日本人とは?」「日本とは?」と考えるようになった私は、日本人の行動や思考に神道が与える影響が少なからずあることを知り、その優しく穏やかな平和の思想に惹かれた。同時に日本人自身が足元にある宝に気付いていない現在の風潮を憂慮していたとき、偶然飛行機で隣り合わせた方からご紹介いただいたのが山中先生である。
   このご縁をきっかけに、現状に小さな一石を投じるべく、私ひとりで、講演会を開催する運びとなった。
 当日の山中先生のお話は、天孫降臨に連なって日本では現代に神話が息づいていること、古事記の成り立ち、神宮で行われる神嘗祭の意義など、30名強の参加者の心に響く講演となり、「もっと自分の国のことが知りたくなった」「次は美しい日本人の生き方についてぜひ聴きたい」と熱意あふれる感想・要望が相次いだ。鉄は熱いうちに打てではないが、近い将来第二回講演会を開催し、学びの輪・大和心の輪を広げていきたい。

(大阪・内田志保)

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