神道国際学会会報:神道フォーラム掲載
神道国際学会だより
ニューヨークで初もうで 二日間で百二十人
 国連NGOであり、ニューヨーク州のNPOであるISF(インターナショナル・シントウ・ファウンデーション、本部=ニューヨーク)では、日本文化紹介の一環として昨年からニューヨークでの初詣を、今年は元旦と三日に開催したが、今年は、現地新聞や当会ウェブサイトで知った家族連れや企業など両日併せて約百二十名が訪れた。
本年は国連が提唱する「スポーツと体育の国際年」ということで、元旦はクイーンズにある武道場「武神館」で開催し、三日はマンハッタンにあるフェリシモ・デザイン・ハウスを会場とした。
 両日ともお神酒の接待や抹茶接待が行われ、元旦には午前十一時より歳旦祭が執行され非日本人も含め十六名が参列した。また武道館の武道初奉納などが行われた。
 会場にはお正月に因み、日本の玩具が置かれ、コマやおはじき、折り紙で楽しむ子供の光景も見られた。参加者は、昨年の初詣参加者や、七五三参加者などもあり、雅楽の流れる会場で初詣後に抹茶を飲みながら「本当にお正月を迎えた気分で嬉しい」と好評であった。

日本史シンポジウム  モスクワ市で開催
 二月十四日から十五日まで、ロシア日本学者協会主催の「日本史」シンポジウムが、モスクワ市のロシア国立人文大学でおこなわれた。発表者は全国の大学から集まった十九名で、神道関係では、ウクライナのセルゲイ・カプラノフ氏(神道国際学会のメンバーで、ウクライナ科学アカデミー付属東洋学研究所)が「住吉大社―聖なる空間と時間」のテーマで、エカテリナ・シモノワ氏(神道国際学会のメンバーで、アジアアフリカ諸国大学)が「日本列島―聖なる空間の成立」のテーマで発表した。参加者はおよそ三十名。

国内理事ら意見交換 新 年 懇 親 会
 本会の国内在住の理事による新年懇談会が一月十日午後、東京・新宿で開かれ、薗田稔会長ら六名が出席。今後の活動や会運営などを含めて懇談した。
 三月に迫った十七年度の社員総会・第九回神道セミナーや、本会が主催する国際神道エッセイコンペティションの募集課題、関連団体ISFとの連携による本年度の「国連スポーツと体育の国際年」への参画事業の内容――などについて意見交換した。

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