第18号 11月15日刊行 神道国際学会会報:神道フォーラム掲載
読者からのお便り

伊勢神宮(内宮)参拝の記

 9 月15日、16日、伊勢神宮参拝旅行に参加しました。
 今回の企画は兄が社長を長男に譲ったことを機会に、兄弟とその配偶者を伊勢旅行に招待してくれたことによります。
参加者は9名で、20人乗りのマイクロバスで静岡を出発。私の希望で、いつきのみや歴史体験館と斎宮歴史博物館を見学しました。
 双六や貝合わせの展示があり、丁度十二単の試着体験ショーが行われていました。とても興味深い展示が色々とありました。みなさんも時間的に余裕があれば一度どうぞ。
 翌日は神宮に参拝しました。宇治橋を渡ると、お伊勢さんにまた来れたなって気持ちになりました。
 先に御神楽の奉奏を。外宮と同じような広さに11名だけでしたのでじっくりと見ることができました。大々神楽(大麻奉安、神饌奠供、祝詞奏上、倭舞四名、人長舞一名)倭舞の天冠は紅梅のようでした。以前、外宮でも御神楽を奉奏したので、これで外宮と内宮の両方で御神楽を見ることができたわけです。
その後、正宮と荒祭宮を参拝しました。三連休ということもあり、雨が降っていても参拝者は多かったですね。
 人の多いお陰横丁で何とか昼食を。お土産に赤福。その後、神宮徴古館、神宮農業館、神宮美術館を見学しました。ここもほぼ私達の貸切状態、興味深い展示が多いのになぜ人が少ないのでしょうか。神宮徴古館の見学、一度はお勧めです。
 帰りのバスではたっぷりビール、焼酎を飲んで、寝て帰りました。疲れたけど、伊勢神宮参拝旅行、楽しみました。
    (埼玉・KS)




鷲宮神社の催馬楽神楽
       
 去る10月10日、鷲宮神社の秋季祭で土師一流催馬楽神楽を鑑賞した。この神楽は、記紀神話の題材である神楽舞の中に催馬楽を取り入れた特色があり、舞の型には四方固めや三度(三歩ずつ歩く)等の宗教味の濃い動作を含むもので「東鑑」に紹介される関東神楽の源流とし国指定重要無形文化財である。正殿に向かう神楽殿に響く催馬楽と拍子と舞いに次第に魂が清められ聖なる時間性の世界≠ノ没入し俳優≠フ妙技を堪能した一日であった。      (埼玉・JF)

    



こんなところにも神社が!

先日、羽田空港で友人を出迎えに行った際、時間があったので空港内をブラブラしていたら、「航空神社」という案内が出ていたので、覗いてみました。
 小さな部屋でしたが、きれいに清掃が行き届き、灯篭も置かれていて、好感がもてました。
 そばに書かれていた「羽田航空神社由緒」によると、「航空界の発展の礎になられた諸々の御魂を祀って」あるとのこと。驚いたのは、私が写真を撮っていた数分の間に二組の観光客のカップルと二人の職員らしき人が来て参拝していったことです。
 第一ターミナル到着階の真ん中あたりです。皆さんもぜひ一度お参りください。
    (東京・TS)



武蔵野美大でエビス展
       
 武蔵野武術大学(東京都小平市)で、「エビス―福神の図像学―」が開かれていると聞き、見学に行った。同校で「くらしの造形」展と銘うって毎年開催している展示会の第18回目となるものだという。美術資料図書館には、西宮神社はじめ、各地から集められたたくさんのエビス様が、文字どおりのエビス顔でならんでおり、見るものを楽しくさせる。またたんなる展示だけではなく、名前の由来から、漂着神・寄り神としてのエビス、水死体(いわゆるドザエモン)をもエビスと呼び大漁の兆しとして大切にまつる、など単なる福神としてではないさまざまな面をも紹介しており、興味深い展示だった。
     (東京・SU)
Copyright(C) 2007 SKG all rights reserved
当ウェブサイト内の文章および画像の無断使用・転載を禁止します。