第17号 9月15日刊行 神道国際学会会報:神道フォーラム掲載
神道国際学会たより


神道国際学会理事による
第2回専攻研究論文発表会
本年11月17日に伊勢市で開催

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「比叡山宗教サミット」が20周年
 内外の宗教者が集い「平和の祈り」


 「比叡山宗教サミット」20周年を記念した「世界宗教者平和の祈りの集い」が8月3、4両日、国内外の宗教者が一堂に会して開かれ、式典や記念講演、シンポジウム、特別フォーラムが京都・国立京都国際会館で催されたほか、比叡山延暦寺では各宗各派による平和の祈りが行なわれた。アフガニスタンで発生している韓国人人質事件に関して、早期解放を求める緊急声明も採択された。神社本庁からは矢田部正己総長らが出席。神道系各教団のトップらも参列した。

本学会の薗田会長がフォーラムでコーディネーター
三宅常任理事も各国宗教者と情報交換

 4日午前の特別フォーラムのうち、環境問題に対する宗教の役割を探る分科会では、神道国際学会の薗田稔会長(秩父神社宮司、京大名誉教授)がコーディネーターを務め、総括の中で「あらゆる生命が豊かに生きる状況を考えねばならない今、心の危機や命の霊性をテーマとするなら我々の責務は大きい」と会場の宗教者らに呼びかけた。本学会の三宅善信常任理事(金光教春日丘教会長)も一連のプログラムに参加し、各国の宗教者と情報交換に努めた。



ロシア語の神道論文コンテスト入賞者発表

 神道国際学会ロシア事務所(所長=モロジャコワ教授)は、2007年度のロシア語による神道論文コンテストを実施し、受賞が確定した。
 2007年度のテーマは、1.日本の国民性(National Character)の成立に与えた神道の影響、2.日本美術・文学における神道のモチーフ、3.神道における神様 4.日本国家史における天皇の役割、の4点で、今年はエカテリンブルグ市、モスクワ市、ノボシビルスク市の大学から7人の学生・大学院生が参加した。
 審査委員は、審査員長であるメシャリャコフ教授(モスクワ国立総合大学付属アジアアフリカ諸国大学日本史・文化学科、日本研究会長)、モロジャコワ教授(ロシア科学アカデミー東洋学研究所日本研究センター長)、ディアコノヴァ博士(ロシア国立人文大学東洋文化・古典古代研究所)の3人である。
 第1位、第2位、第3位を占めた参加者には賞状と賞金(US$1000、$500、$300)が授与される。授賞式は2007年9月に東洋文庫(ロシア国立図書館)で行われる。受賞者はこちら。

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