神道国際学会会報:神道フォーラム掲載
第62回神宮式年遷宮「お木曳・一日神領民」

親子で木遣り、森さん一家


  お木曳にはつきものの木遣り唄、その音頭をとるのは、粋なハッピの若い衆だ。「誘われて稽古に行ったら、もうやみつき」と言うのは、森淳一さん(31歳)。一年ぐらい前から練習を開始、今年に入ってからは毎週一度の練習を重ねて本番をむかえたという。ご家族の反応を聞くと、「母親は名誉なことだと喜んでますよ。家内ははじめはあきれ顔でしたが、そのうち娘も子供木遣りに」と、顔をほころばせる。
  お木曳は、まず子供木遣りからはじまる。そのなかで可愛い声をはりあげるのが、はるかちゃん(五歳)。森さんと2歳の妹きょうかちゃんを抱く奥さんが、目を細めて見守っていた。

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