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  中国の「日本思想文化研究センター」活動報告



<センターの仕事を一手に引き受ける劉岳兵さんと神道文庫の前で>

 神道国際学会が、中国杭州市にある浙江大学日本文化研究所と協力して設立した「日本思想文化研究センター」は、神道を座標軸とする日本思想や文化を研究する場所として、中国ではユニークな活動を活発に行っています。
 その中には、神道学者たちによる浙江大学院生への『神道と日本文化』をテーマとする集中講義、中国語の論文コンテスト、博士論文の仕上げのために日本へ勉強にくる院生への奨学金供与などがあります。

<集中講義を受講した日本文化研究所の院生たち>


 この度、梅田善美・神道国際学会理事長が集中講義に来訪するのに期を合わせて、第3回「日本思想と文化」論文コンテストの表彰式が、平成14年5月23日に浙江省の古都「西塘」で行われました。

 今回は応募者が13名と多かっただけでなく、内容も非常に粒ぞろいで、中国で著名な日本学者たちで構成された審査員たちも、判定に困ったそうです。三等賞に選ばれた鄭愛華さんは次のように、受賞の喜びを語りました。

 「この賞は、中国など漢字使用圏の博士、大学院生、大学生および青年研究者にたいし、その功績を内外に顕彰し、今後の研究を奨励するものです。今回の私の授賞は、中国の若い研究者たちの勉強や研究に対する評価であり激励であると思います。同時に、これからもっと頑張るようにという大きな期待でもあることを考えますと、身の引き締まる思いがします」

受賞者のリストは以下のとおり。

<表彰式で入賞者を代表して賞状と賞金を受ける朱靖恒さん>



<受賞を喜ぶ鄭愛華さんと梅田理事長>

第3回「日本思想と文化」論文コンテスト 結果
2等賞 陳イ芬(チン・イフン)
台湾中央研究員文哲研究所研究員 (助教授にあたる)
「自己の客体化と普遍化−近代日本『東洋』論及びその中に隠された『西洋』と『支那』について−」
3等賞 葛継勇(カツ・ケイユウ)
浙江大学日本文化研究所修士三年生
「日本における関帝信仰の流布の影響に関する考察」
3等賞 鄭愛華(テイ・アイカ)
浙江大学日本文化研究所修士一年生
「清末における中国人の神道観−外交官と視察者を中心として−」
佳作賞 陳秀武(チン・シュウブ)
東北師範大学日本研究所講師
「『欧化』と明治時代の知識人」
佳作賞 王 力(オウ・リキ)
浙江大学日本文化研究所修士二年生
「天台宗と日本神道について」
佳作賞 朱靖恒(シュ・セイコウ)
浙江大学日本文化研究所修士一年生
「キリスト教と神道思想との最初の出会い」

   
   
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