「神道大系」授与式と神道ワークショップ開催
イタリア国ベニス市ラ・フォスカリ大学にて |

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神道国際学会は,神道研究には欠かせない神道文献史料である神道大系121巻を,今までに欧米や中国の大学に寄贈しているが,この度,イタリア国ベニス市のラ・フォスカリ大学東アジア学部に寄贈した。それを記念して,6月7日に,同学部のあるベニス市の,16世紀に建てられた由緒ある建造物であるVendramin
dei Carmini宮殿内で,「神道大系寄贈式典」と「神道ワークショップ」を開催した。
ラ・フォスカリ大学は東アジア研究に力を入れ,多くの研究者を輩出していることで知られるが,今回の寄贈は,ロンドン大学のルチア・ドルチェ博士が当大学の出身であることから,とんとん拍子に話しが進み,また,式典とセミナーの開催は,担当したマシモ・ラベリ教授との話しあいのなかで実現されたもの。
当日は,東アジア学部のMagda Abbiati学部長,Ghetti Pier Francesco教授などが列席して,神道大系の贈呈式がRaveri教授の司会で行われた後,神道大系が並んだ図書室に用意された神棚の前で,梅田節子師による神道式典が行われた。梅田師が美しい装束姿で静かに部屋へ現れると,およそ100人の学生や教授たちはみな息をのんで静まり返った。列席者のほとんどは本などで見たり,勉強はしていただろうが,神道式典を見るのははじめての経験だったので,事前に配られた祝詞をみな興味深く斉唱した。
休憩の後,ワークショップ“Shinto, the Religious Experience of Japan”が開かれ,5人の講師が以下のテーマで発表した。「神道に関連づけられた日本の政治および社会について」(梅田善美理事長),「神道における女性の位置」(梅田節子氏),「祭りによる仏教徒と神道間との交換」(Lucia
Dolceロンドン大学SOAS日本宗教研究所所長),「日本のコミュニティーにおける祭りの特徴」(Simone Dalla Chiesaミラノ大学教授),「儀式における神道言語の解釈」(Massimo
Raveri教授)。多くの質疑応答のあと,東アジア学部のシニアメンバーである Adriana Boscaro教授が,神道国際学会の多大な協力に感謝し,幕を閉じた。
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| 神道国際学会が『神道大系』全冊を寄贈するのは、英国ロンドン大学、ノルウェー・オスロ王立大学、中国浙江大学、米国コロンビア大学、米国カリフォルニア大学バークレー校に続いて、これで6図書館になります。 |
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