2008年 9月度  神道入門講座 

「和食にみる神道」

ゲスト講師:浅沼ひでじ氏(「なっとうや」オーナー)


 2008年9月17日、ISF/NYセンターにおいて9月の「神道入門講座」が開催された。今月はNYで納豆を作りデリバリーサービス業を営む「なっとうや」オーナーの浅沼ひでじ氏をゲストスピーカーとしてお招きし、日本食と日本人の精神性についてお話しいただいた。参加者は15人。
 浅沼氏のお話の前に、太田垣オフィサーが、神様にお供えする御神饌の内容や由来について説明し、日本人のいう「もったいない」という精神文化は神道からきていること、現在でもその精神が根底に流れているため、日本食の文化にはユニークな点が多くあることが話された。
 続いて浅沼氏は、日本食の物質的・精神的特長を説明して、他国の食事との違いや日本人の食生活に見る感謝の気持ちというものから、日本食の存在があるというお話を楽しく講義された。参加者の方々からは、ごく日常的なことと認識していたが初めて知ったことが多く非常にためになったと喜びの様子が伺えた。
 食事をする際「おいしいから食べる」ではなく「身体のために無駄なく食べる」という古来の日本人の食における精神を大切することを考えさせる浅沼氏の講義だった。





★ 前回の入門講座の様子はこちらからどうぞ ★