ニューヨーク宗際センターで「神道黒住教」講演会

 別掲で報告した『国連活動を支援する宗際礼拝式』に神道代表で参加した、黒住宗道・黒住教副教主を講師に招いて、9月12日の夕方、ニューヨーク宗際センターが主催し、神道国際学会ニューヨーク・センターが協賛して、「太陽を飲みこみ、人に社会に誠を尽くすーー神道黒住教の観点から」と題して講演会が開かれた。
 



 当日、午後6時30分から8時まで、出席者のほとんどはアメリカ人のため、黒住副教主は通訳を介さないで英語で直接講演、日本の固有信仰である神道と日本人の生活との深い結びつきから説き起し、異教との出会いと共生を特徴づけたうえで、黒住宗忠教主が天啓を受けて開教した黒住教の信仰観と日々太陽を礼拝する独特の儀式を紹介した。そして、世界の平和と人類の福利に貢献するための宗際活動の大切さを強調した。黒住副教主は用意した写真によって、講演の内容を裏付け、多くの質問に答えた。参加者はニューヨーク宗際センター関係者のほかに、日本文化を研究している人たちや、武道を実践している人たちもいて、みんな熱心に聴講し、質問をしていた。