ニューヨーク市セントラルパークで「JAPAN DAY」が開催された。この催しは、在NY総領事桜井本篤氏の呼びかけにより昨年から開催されている、物品や食物など広く日本の文化を紹介し体験してもらおうというビックイベントで、多くの日本企業や日系社会が協賛している。
当日は天候にも恵まれ、会場のセントラルパークは朝から大勢の人で賑わいをみせ、舞台で繰り広げられるパフォーマンス、セントラルパーク内をルートとする短距離マラソンでおおいに盛り上がった。
ISFは、祭の開幕前に、セントラルパーク内を巡回するお神輿に神様をお遷しする神幸祭と、イベントが無事に終了するように安全祈願祭を斎行した。
お神輿といえば、日本では時代の変化と共に担ぎ手不足となっている。特に地方では、氏子地域内の若者の減少と伝統保持意識の希薄化により、多くの神社が頭を抱えているのが現状だ。ところが、この「JAPAN DAY」でのお神輿担ぎは、若者のみならず、年配者、子供、日本人、アメリカ人などいろんな人が担ぎ手となり、実にエネルギッシュな勢いを見せた。日本での神輿渡御といえば、まだまだ地域の伝統を大事にする正統的印象の濃いものだが、今回のJAPAN DAYでは、地域や国籍を問わぬ老若男女、見知らぬもの同士が協力してお神輿を担ぐという、伝統に縛られない祭りの面白さが感じられた。異国の地で見る日本文化に、伝統保持に対するちょっとしたヒントが見出せるような気がした。
報告=太田垣亘世オフィサー |




|