世界のNGOミレニアム・フォーラム参加レポート
 さる2000年5月22日から26日まで、ニューヨーク国連本部を会場に、世界中の国連認可NGO(非政府組織)から1200人におよぶ代表者たちが集まり、ミレニアム・フォーラムが開催された。神道国際学会からは、梅田善美理事長とポール・シャボウNY事務局員が参加した。

 このNGO総会の主な目的は、草の根民間活動の立場から、21世紀の地球上の問題を解決するための国連の役割について話し合うこと、あらゆる社会層から画期的アイデアや体験を募ること、全ての人々にとって将来の平和と正義をもたらすための展望を明らかにすること、そして世界中の人々が国連システムのなかで地球的な意思決定に効果的に参画できるような組織構成の新しい可能性を提案すること、であった。
 総会のサブテーマとなったのは以下の六項目である。
1. 平和、安全、非武装。 2.貧困の撲滅。 3.人権問題。 4.持続可能な開発と環境。5.グローバリゼーションへの挑戦。 6.国連および他の国際組織の強化と民主化。

 5月22日に行われた開会式は、コフィ・アナン国連事務総長による歓迎の言葉で幕を開け、ホアン・ソマビア氏(前チリ国連大使・現国際労働機関総長)、グラシエラ・ロバート女史(メディサン・ド・モンド副会長)、タラル・ビン・アズール・アジズ王子(国連開発組織アラブ湾岸プログラム会長)、マジ・ブリット・テオリン博士(地球規模活動のための議員連盟会長)、マーティン・コウ博士(第三世界ネットワーク理事長)が次々とあいさつ。
 その後、各NGOの代表者たちは、上記六つのサブテーマについて討議するための作業グループにわかれて協議し、協議の結論を声明書として作成した。作成された30ぺージにおよぶ声明書は、来る9月に各国政府代表者によって開かれる国連ミレニアム・サミットに提示される。

 このフォーラムには、多くの小規模なNGOが資金援助をうけて参加していたが、これらのNGOの代表者に会い、彼らの様々な将来のプロジェクトや計画について知ることができたのは有意義だった。
 アジアからは、中国や韓国や日本のように多くの代表者が参加した国々から、モンゴルのように代表者一人の国まで、さまざまな国々が参加していた。これらのアジアの代表者からは共通の関心事、とくに環境を含む問題などでの協力の必要性が感じられ、数回にわたり、アジア協議会を作るための会合がおこなわれた。神道国際学会としても、アジア地区のNGOとして、これらのNGOと密接な連絡をもち、協力して活動する必要があると考えられる。
                        (報告者=ポール・シャボウ)