2005年9月9日に、ISFニューヨークセンターでは、ジャパン・ソサエティーを会場として「武道の精神的・実用的価値と重陽の節句」を開催した。
本年が国連提唱の「スポーツと体育の国際年」であることから、日本古来の武道の心身両面における価値を追求するために、ISFでは同様のシンポジウムを7月7日に東京で開催、また12月にはモスクワで開催の予定で、NYではとくに国連NGO総会のオフサイドイベントとして開催したもの。
当日は、国連日本政府代表部、ニューヨーク総領事館、開発と平和のためのスポーツ国連NY事務局、無造作武神館道場からの後援と地酒インクの協賛を得て、国連政府代表部職員、国連職員やNGO関係者、武道家や一般の方など、約80名の参加があった。司会はWCRPのポール・シャボウ氏。
藤田真祐子氏による菊の花が飾られた会場では、「開発と平和のためのスポーツ国連NY事務局」のディジブリル・ディアロ部長ガ、スポーツと体育の国際年について説明、武道やスポーツがいかに肉体と精神を健全にし、福祉に貢献するかなどを、イスラエルとパレスチナの子供たちがサッカーをプレイすることにより交流を図ることが出来た事例や、インドとパキスタンの間での交流にも有効であった事例をあげて説明した。
続いて、クイーンズ地区にある無造作武神館道場の道場主ジェフ・クリスチャンと弟子10名により、迫力ある武道の演武が、ナレーションとともにおこなわれた。ジェフ氏は、武道の果たす役割として精神の安定や自身の中にある邪悪な面を取り除く有効な手段であることなどを説明した。
その後、福島輝美、菅真由美氏による巫女舞「豊栄舞」、乾淳子氏による八雲琴「天の沼琴」の演奏、最後に毎年恒例である菊酒が振舞われた。
ISFでは国連NGOとして、毎年、国連が提唱する文化活動を実施しているが、今後も引き続き支援していく。