平成17年(2005年)8月5日、マンハッタン・リバーサイド沿いにあるNY本願寺において、日本の広島市への原爆投下時間にあわせた夕刻6時より、広島原爆投下60周年記念式典が行われた。式典は、60年前に、当時の西本願寺広島分院で被爆した親鸞聖人像前で行われ、広島、長崎市長のメッセージの代読とともに、全員で黙祷。その後、プロテスタントのリバーサイド教会で行われる慰霊式典の為に、全員で慰霊の行進を行った。
   リバーサイド教会での式典には、NY市民を中心に約1000名が参列し、非核を願う祈りが行われた。この式典には神道代表としてISFに参加依頼があり、乾主任が出席した。乾主任は、諸宗教指導者ともに、過去に黒人解放指導者だったマーチ・ルーサー・キング牧師が説教を行った説教台から伊勢の大神を遥拝し、核の脅威のない平和な社会を願った。式典では、非核と平和の祈りのために、著名な歌手や琴の演奏、中学生の祈りのメッセージが読み上げられるなど多くの行事がおこなわれ、地元テレビにも取り上げられた。